ブズコバ、全仏「失格騒動」批判続くも... ウィンブルドン活躍に「誇りに思う」母国メディア称賛

「加藤は私たちを悪者にした」

   ブズコバは全仏オープン(6月開催)で起きた加藤未唯の「失格騒動」でテニス界をはじめファンからも批判を浴び、1カ月以上を経過した現在も尾を引いている。全仏終了をもって騒動は収束に向かったが、ブズコバがウィンブルドン期間中に地元チェコメディアに加藤への怒りをぶちまけたことで、インターネットなどで批判が再燃した。

   ブズコバのSNSや試合を速報したウィンブルドンの大会公式SNSにはブズコバを批判するコメントがいまだ絶えない。

   加藤が失格になったのは全仏オープン女子ダブルス3回戦。加藤が自陣コートにあったボールをコート外に出すためバックハンドで返球し、これがボールガールの頭部に当たり失格となった。複数の欧州メディアによると、加藤が主審に警告を宣告された直後にブズコバペアが主審に異議を申し立て、判定が覆って失格になったという。

   ウィンブルドン期間中に地元メディア「iDNES.cz」の取材に応じたブズコバは、「彼女(加藤)はすべてを引き起こし、私たちを敵に回した。彼女は私たちを悪者にしたのです」と非難し、加藤の過去の行動に言及した。

   ブズコバは「彼女は試合中ずっと怒っていてラケットを投げることもあった」と全仏でのプレーを振り返り「私たちはオーストラリアで対戦したことがあるけど、そこでも似たような感じだった。彼女は何かトラブルを起こしていた。多くの選手たちが、彼女がコートでどんな態度をとっているか知っていると言っていた。彼女にあんなことが起きても驚かないと言っていた」と語ったという。

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