禁煙の客室でタバコを吸って、窓からポイ捨てした客がいたと、北海道稚内市内のゲストハウスのオーナーが、ツイッターでマナーの悪さを嘆いている。
タバコを吸う客は過去にも何度かいたといい、清掃代などを支払ってもらったケースもあるという。どんな状況だったのか、オーナーに話を聞いた。
「禁煙であることを恐らく知っていたので、外に捨てたのでは」
玄関の上のネイビーブルーのひさしの上に、タバコの吸い殻が点々と落ちている。その数は、10本ぐらいあった。
この写真は、ゲストハウス「モシリパ」のオーナー武重謙さん(40)が2023年7月7日、自らのツイッターに投稿した。
「禁煙の客室でタバコを吸って、窓から捨てた人がいる。あーあ。どんなに愚痴ろうと、140字じゃ足りないや。一生そうやって生きたらいいよ」
武重さんは、投稿でこう報告して一部の客のマナーを嘆いた。
投稿には、2万件以上のいいねが押されており、同様にマナー違反を批判する声が次々に寄せられている。
武重さんはツイッターで、「見た瞬間クラッときました」と明かす。ここ2、3日に起きたことのようだったが、どの客か特定できなかったという。
モシリパは、長く営業していたユースホステルを引き継ぎ、19年7月にリニューアルオープンした。22年2月に北京五輪で銀メダルを獲得した女子カーリングチーム「ロコ・ソラーレ」に手作り料理を提供して大きな話題になるなど、地元で親しまれている。ゲストハウスには、相部屋のドミトリーと個室があり、公式サイトなどでは、「当施設内はすべて禁煙です。喫煙は館外の喫煙スペースをご利用ください」と呼びかけている。
今回の投稿について、武重さんは10日、J-CASTニュースの取材に応じ、7日にポイ捨てされた吸い殻を見つけたと話した。タバコを吸っていたのは、相部屋は考えられないため、最大4人が泊まれる3階の個室ではないかと推測した。吸い殻は、10本とも同じ銘柄だったという。「客室が禁煙であることを恐らく知っていたので、外に捨てたのではないかと思います」と武重さんは指摘した。