新SNS・スレッズは、ツイッターの「おすすめ」欄しかない
それでは新SNS・スレッズについては、どのように評価しているのか。篠原さんはスレッズの大きな特徴は、「タイムラインが『Twitter』で言うところの『おすすめ』しかない点」だと述べる。
ツイッターではフォローしているユーザーの投稿が時系列に並ぶタイムラインとは別に、ツイッターのアルゴリズムで各ユーザーにおすすめの投稿を紹介する「おすすめ」の枠がある。現在のスレッズのタイムラインは1つで、この「おすすめ」に近いという。
「特定の相手をフォローすることでその人のスレッド(Twitterでのツイート)はよく流れてくるようになりますが、それ以外のスレッドも多く目にします。 フォロワー同士のコミュニティに閉じ込もるのではなく、より多くのコミュニケーションを取るように誘導しているように感じました」
篠原さんが実際に利用した感想としては、「インスタグラムでよく見かけるようなキラキラしたものが多いため、『Twitter』のヘビーユーザーとしては見ていて苦しいものがありました」と話す。フォロー外から流れてくる投稿内容は、「インスタ映え」と呼ばれるような情緒を掻き立てる風景やおいしそうな料理、充実した私生活を紹介するような内容であり、ツイッターで投稿される内容とは毛色が異なるという。
それでは他に、ツイッターの代替となり得るSNSはあるのか。篠原さんは「全てのSNSを触っているわけではない」と前置きの上で、「Bluesky」を挙げる。ツイッターの共同創業者が関わった招待制のSNSだ。
「招待制でまだあまり人が多くいないせいか、タイムラインは初期のTwitterのような空気が流れています。 『Twitter』がある限り代替にはなりえませんが、小規模な『Twitter』として今後も続いていくと思います」
(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)