共通テスト「UDフォント」なぜ全ての問題冊子ではない? 背景に「受験生の需要」...大学入試センターに聞く

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14ポイントの問題冊子や一般の問題冊子に採用される可能性は

   配慮が必要な受験生にとってより受験しやすい環境が整う一方、ツイッター上では全ての問題冊子にUDフォントを採用してほしいとの声も見られる。UDフォントは障がいがある人や高齢者だけでなく、誰もが読みやすい字体とされているためだ。

   今回14ポイントの問題冊子には採用されなかった理由について、大学入試センターは取材に対し「14ポイントの問題冊子と一般の問題冊子の2冊を併用する需要があったため」とした。配慮の申請が認められた受験生には、一般の問題冊子と「拡大文字問題冊子」の2冊がセットで配布される。14ポイントの問題冊子と一般の問題冊子は同じレイアウトとなっているため、読みづらい部分だけ「拡大文字問題冊子」を使用するなど、2冊を見比べて使う受験生もいるという。

   大学入試センターは「UDフォントに変更すると改行位置がずれて同一レイアウトで作ることが難しくなるため、14ポイントの問題冊子は今回見送りとなった」と取材に答え、22ポイントの問題冊子はもともと一般の問題冊子とレイアウトが異なっていたため導入しやすかったという背景も説明した。

   一般の問題冊子への採用については現状未定だが、「受験生にとって見やすい問題冊子となるよう今後も検討していく」とした。

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