お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」中田敦彦さんが2023年7月9日に公開したYouTube動画で、ダウンタウンの松本人志さんへの提言騒動をめぐって相方・藤森慎吾さんに反省の弁を連発した。
「総合的に判断して、ミスったなと思った」
中田さんは5月29日に公開した動画で、「全部のジャンルの審査委員長が松本人志さんっていうとんでもない状況なんですね」と指摘。松本さんに向け「審査員ちょっと何個かやめてくれないですか?」などと提言し、波紋を呼んでいた。
中田さんは藤森さんの自宅を訪れ、「総合的に判断して、ミスったなと思った」と反省をぽつり。理由をこう説明した。
「言ったこと自体は考えてることだから、別に何か間違ってたなとか謝んなきゃなっていうことはないんだけども。やり方であるとか、弱点がすごいわかった。中田の」
中田さんは、2017年頃から「組織力、経済力、そして影響力。この3つをなんとか伸ばしたい」と考えるようになったという。こうした理由からYouTube活動に力を入れた結果、「足りない力がわかった。人間力と精神力」とした。
「そこ気づくのおっそ」とツッコミを入れた藤森さんに、中田さんは「そのこと(足りないもの)を知ることができたから、今回はサンキューです」と冗談めかした。
「本当に申し訳ない」
中田さんは騒動を受け、「人間力なき影響力というのは非常に大変なんだなとは思った」として、「改めて今回経験したことで、人間力の大事さを痛感した」と振り返った。
藤森さんが「大事な気づきだと思うし、素直にそれを認めるということは評価したいです」とすると、中田さんは両手をテーブルにつき、頭を下げて「本当に申し訳ない」とした。
まさかの謝罪に、藤森さんは「やめてくれる!? そんな感じ求めてないし、なんか違うなぁ、調子狂っちゃうなぁ」と困惑気味だ。藤森さんは「取っ組み合いになるんじゃねえかな、ぐらいに思ってた」と予想外の展開だったとした。
中田さんは「誰に謝るべきかっていうと、藤森慎吾さんに謝ろうっていう気持ちはある。本当にご迷惑をおかけしました」と再度頭を下げ、「その上でついてきてほしい」と今後もコンビとして活動したいとした。
「自分の意見を皆さんに聞いてもらうには、人間力を上げなきゃいけないな」
中田さんは、今回の騒動について「今までの人生で、どういう人との触れ合いの仕方をしてきたのかが如実に出た」と分析。「松本さんに恩がある人がすごい多いってことで、松本さんの人間力に、私の人間力が及んでないっていう現状を受け入れなきゃいけない。審査員をやりすぎている云々っていう問題以前に、そこを私は伸ばさなきゃいけないなと思った」とした。
「自分の意見を皆さんに聞いてもらうには、人間力を上げなきゃいけないな」と感じたとすると、藤森さんも「そうね。『あの人の言うことだったらしっかり聞きたいな』とか、『応援したいな』って思わせる地盤が大事」と頷いた。
中田さんは「テレビに対して思った事とか先輩に対して思ってた事を今になって言ったところがあるけど、もういい。言わない」「謙虚にいきたい」としおらしい様子で、藤森さんは「笑っちゃうよ」としつつホッとしたような表情を浮かべた。