巨人・浅野翔吾は「大物になりますよ」 1軍ほろ苦デビューも...関係者太鼓判

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   巨人のドラフト1位ルーキー・浅野翔吾のプロデビュー戦はほろ苦いものとなった。

  • 東京ドーム
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大物の片鱗

   2023年7月8日のDeNA戦(東京ドーム)で6点リードの6回に代打で登場すると、左腕・田中健二朗の2球目の142キロ直球にファウルを打った際にバットが折れた。1ボール2ストライクと追い込まれると、142キロ直球で空振り三振。8回2死一塁の場面で回ってきた第2打席は、左腕・石川達也の143キロ直球に2打席連続で空振り三振に倒れた。右翼の守備でも、7回に右中間に飛んだ打球を追いかけようとした際に芝に足が引っかかって転倒。打球処理が遅れた。

   攻守で「プロの洗礼」を受けた中、6-0とチームが快勝したのが救いだった。7回無失点の好投で今季2勝目を挙げた菅野智之はお立ち台で「(野手は)よく打ってくれましたけど、浅野は守ってくれませんでした」といじったが、もちろん冗談だ。「18歳とは思えないような立ち居振る舞いというか堂々としている。彼が凄い選手になった時に、あの時にマウンドに立っていたのは自分だと自慢できるように頑張ってほしい」とエールを送った。

   スポーツ紙デスクも、浅野のプレーに大物の片鱗を感じたという。

「結果を欲しがって当てにいくのではなく、きっちり振っていた。緊張して地に足がついていなかったと思いますが、プロのデビュー戦であれだけ振れたらたいしたもの。先輩たちにいじられて苦笑いを浮かべていましたが、堂々とした振る舞いは高卒ルーキーとは思えない。大物になりますよ」

   ファームと1軍では全く雰囲気が違う。ベンチで戦況を見るだけでも、浅野にとって大きな財産になっているだろう。将来を背負う中心選手として期待が大きいだけに、今後の活躍に期待だ。(中町顕吾)

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