ソロコンあいさつ「ゆっくりでも遠回りでもまた頑張ればいい」の真意
―― 末永さんは初めてセンターを務めました。普段と違って自分の前で踊っている人はいないわけですが、緊張しましたか。
末永: 緊張する間もなく、あっという間の1日で撮り終わりました。今回はダンスシーンがメインで、前に人もおらず、ダンスを間違えるわけにもいかないということで、ひたすら泊っているホテルでも踊っていました。普段のMV撮影では人と人の隙間からカメラを見ていましたが、今回はカメラに手が当たっちゃうぐらい近くまで寄って撮ってくださったり、なかなか経験できない貴重な機会でした。もう二度とないかも知れない機会だし、楽しまないともったいない、という気持ちで走り抜けました。
―― 6月1日のソロコンサートでは、「皆さんが支えてくれるから、ゆっくりでも遠回りでもまた頑張ればいいんだと思えました」とあいさつしていました。どういった思いで話していましたか。やはりセンターまでの道のりは「遠回り」でしたか。
末永: SKE48に入ったときは、同期の中でもイベントに出られなかったり、他のメンバーが先に選抜入りしたり、恵まれたスタートを切れたわけではありませんでした。ファンの皆さんは、他のメンバーを推していたら、もっと早くこの景色(センター)を見られたかもしれません。ここまで来るのに8年ちょっと...もう9年目ですが、それまで心折れず支えてくれた方がいたからこそ活動を続けられた、と思って話しました。
―― 林さんのようにデビュー直後にセンターに抜てきされる人がいる一方で、末永さんのように、ある程度時間がたってからセンターになる人もいます。今のタイミングでセンターに選ばれたのはなぜだと思いますか。
末永: これはずっと言っているのですが、応援してくれる方がいるからこそ立てたセンターです。私の力だけではない、というのがやはり一番大きいと思います。
―― 林さんは過去に2回ほどセンターを務めてきたと思いますが、「先輩」として、末永さんのセンターぶりはどう映りましたか。
林: やっぱり桜花さんってすごくアイドルじゃないですか?私のアイドルの理想型なのですが、そんな桜花さんがセンターに立っているのを横から見ていて、むちゃくちゃ尊敬していますし、あの頃(以前の作品でセンターに)立っていた自分が恥ずかしくなっちゃうくらい本当にすごく輝いていて、なんで自分立ってたんだ?っていう気持ちになっちゃいました。
―― ベテランの方がセンターに立つと、やっぱり違いますか。
林: オーラから違いますし、それこそ隣がキラキラし過ぎて自分も頑張らなきゃ!という気持ちでいっぱいでした。