元Jリーガー韓国代表、1キロ「爆走」で飲酒当て逃げ犯確保 W杯組み合わせ抽選で炎上の過去も

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   サッカーの元韓国代表MFイ・チョンス氏(41)が2023年7月4日夜に飲酒運転で当て逃げ事故を起こした人物を捕まえた。複数の韓国メディアが6日に報じた。

   地元メディア「中央日報」(WEB版)によると、テレビの収録を終え車で帰宅中だったイ氏はソウル市内の大通りで「あの人を捕まえてほしい」と叫ぶタクシー運転手を目撃し、走って逃げる男性を追いかけたという。

  • Jリーグ時代のイ氏(写真:アフロ)
    Jリーグ時代のイ氏(写真:アフロ)
  • Jリーグ時代のイ氏(写真:アフロ)

「日本はワールドカップに出場しないほうがいい」

   この男性はソウル市内でタクシーと追突事故を起こし、飲酒が発覚するのを恐れて車を置いて逃走したという。イ氏は車から降りて約1キロ全力疾走して逃走した男性を捕まえた。元サッカー選手でイ氏のマネジャーも路肩に車を止めた後に追いかけ、イ氏を「アシスト」したという。

   イ氏は中央日報の電話取材に対して「当然すべきことをした。あの状況では誰でも同じ行動をしたはずだ。誰も知らないと思ったが、まるですごいことをしたように知られて恥ずかしい」と話したという。

   イ氏は韓国Kリーグ、スペインリーグ、オランダリーグなどを経て10年にJリーグ・大宮アルディージャに移籍し2年間プレーした。02年日韓ワールドカップでは韓国代表として出場しベスト4に貢献した。現役引退後はユーチューバーとして活躍し、テレビの芸能番組にも出演している。

   イ氏はサッカーワールドカップ(W杯)カタール大会組み合わせ抽選会をめぐり「炎上」した過去がある。抽選会は22年4月2日に行われ、日本はスペイン、ドイツ、コスタリカと同組のグループEに入った。

   地元メディア「nate」(WEB版)の当時の報道によると、イ氏はユーチューブ動画で抽選会の模様を実況し、日本の抽選結果に大喜びしたという。韓国もグループEに入る可能性があったが結局、強豪が集うグループに日本が入ったことを受けイ氏は「日本はワールドカップに出場しないほうがいい」とジョークを飛ばしたという。

   イ氏の言動がインターネットで拡散され、SNSなどで日本のサッカーファンから批判を受けた。

   一方の韓国はポルトガル、ガーナ、ウルグアイと同組のグループHに入った。W杯カタール大会では日本、韓国ともにグループリーグを突破し16強入り。決勝トーナメント1回戦で日本はクロアチア、韓国はブラジルにそれぞれ敗れた。

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