「状況を窺い知ることは困難であった」
牛に対する虐待行為を行った理由について、男性は被害にあった牛に蹴られ、それに対して腹を立てて行ってしまった。
「会社には不満はなく、このような大きな話題になるとは考えていなかった」と説明したという。「そのような動機は理解しがたく、またいかなる理由があろうともこのような卑劣な行為は断固として許すことができません」と厳しく断じた。
なお、聴き取り調査等を行った結果「本件以外に牛に対する虐待行為は認められなかった」という。
また、動画に映った他の従業員が見て見ぬふりをしていたのではないかとする指摘には、「実際の作業位置から本件が起きた方向を見ても、搾乳する牛やその乳房により視界が遮られており、暴行行為を視認できる状況にないこと、また機械の動作音等もあることから、状況を窺い知ることは困難であった」と説明。警察の捜査や保健所の調査でも確認されたという。
被害にあった牛については、健康上の問題はなく元気に過ごしているとした。