動画サービス「ニコニコ」の運営代表でドワンゴ取締役COO・栗田穣崇氏が2023年7月4日、ツイッターと「同じようなサービスがなかなか出てこない」理由について、開発の大変さなどを挙げつつ私見をツイートした。
「極めつきに作っても儲からない」
栗田氏は投稿で、ツイッターのタイムラインに関して「ユーザーから見ると『ツイート並べてるだけでしょ?』みたいに簡単なサービスに見えるけど」と切り出し、
「エンジニア視点で見ると、作ってと言われたら断りたいほどめんどくさいしろもの」
と述べた。続くツイートでは、「同じようなサービスがなかなか出てこない理由」を次のように分析している。
「開発がめっちゃ大変、維持にめっちゃお金かかる、極めつきに作っても儲からない(マネタイズが難しい)」
ツイッターをめぐっては米起業家のイーロン・マスク氏による買収以降、大きな仕様変更などが相次いでいる。7月にはツイートの読み込みが出来ないとの混乱も広がり、マスク氏からは2日、1日あたりの閲覧可能件数を一時的に制限していると発表があった。
騒動を受けて代替サービスの利用を検討する声がにわかに出ている一方、米メタがツイッターの競合になりうるアプリ「Threads(スレッズ)」を6日に公開する見込みとなり、注目が高まっている。