「日韓戦を台無しにした」「盗まれたPK」 U-17アジア杯決勝惨敗、韓国メディアが怒りの主審批判

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   サッカーU-17アジア杯決勝の判定をめぐる「論争」が韓国メディアで続いている。2023年7月2日にタイ・パトゥムターニ・スタジアムで決勝が行われ、日本が韓国を3-0で破り優勝した。日本は前半終了間際に直接フリーキックのチャンスを得てMF名和田我空(神村学園高)が先制ゴールを決め、後半に2つのゴールを奪い試合を決定付けた。

  • U-17日本代表(写真:アフロ)
    U-17日本代表(写真:アフロ)
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「盗まれたPK」

   同大会決勝で初めて実現した日韓戦で屈辱の大敗を喫した韓国。試合結果を速報した地元メディアは、主審を務めた開催国タイ出身の審判の判定に敗因を求め、怒りの矛先を主審に向けた。

   スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)は、日本が先制点を挙げたシーンの主審の行動を疑問視した。MF名和田は、CBコ・ジョンヒョンがファウルをした位置よりもゴール方向に5メートルほど前進した位置でフリーキックを試みて得点したと指摘した。

   スポーツソウル(WEB版)は、後半38分のプレーに焦点を当てて記事を展開。FWキム・ミョンジュンが敵陣ペナルティエリア内で相手ゴールキーパーと交錯して倒れたが、主審はファウルを宣言せずに無視したと主張し、「盗まれたPK」と表現した。

   地元メディア「スターニュース」(WEB版)は「日本に負けたのではなく審判に負けたという表現が似合う」と評し、「タイ出身の主審が釈然としない判定で日韓戦を台無しにした」と痛烈に批判した。

「U-20W杯でも偏見判定が続いた」

   OSEN(WEB版)は7月4日に改めてU-17アジア杯決勝戦の特集記事を組み、国際舞台で厳しい判定を受け続ける韓国の現状について言及した。

   記事では「U-17決勝戦でタイ人の主審による偏見判定が見られたが、韓国は最近出場した国際大会で当然のように偏見判定を受けている」とし、「今年5月にアルゼンチンで開催されたU-20ワールドカップ(W杯)でも偏見判定が続いた」と主張した。

   同メディアによると、グループリーグ初戦のフランス戦で、ペナルティエリア内で韓国GKとフランスFWが衝突したが、主審は韓国GKにイエローカードを与えてPKを宣言。準決勝のイタリア戦ではプレー中にイタリア選手が肘打ちなど非紳士的な行為を繰り返し、前半38分に韓国選手が顔面に肘打ちを受けたが主審は笛を吹かなかったという。

   韓国はイタリアに1-2で敗れ、3位決定戦ではイスラエルに1-3で敗れた。

   記事では国際大会でこのような「偏見判定」が続く要因を独自に分析。韓国は国際サッカー界で完全に片隅に追いやられているとし、「韓国サッカー協会のチョン・モンギュ会長がFIFA評議員選挙で落選するなど外交力に疑問が生じた状況であるためピッチで偏見判定が続いている」と解説した。

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