脳科学者の茂木健一郎氏が2023年7月2日にYouTubeで公開した動画で、「芸能界の御意見番」に苦言を呈した。
「ご意見番というもの自体が死語」
茂木氏は、「#キザ山キザ夫 です。芸能界の『ご意見番』なんて気にしないで、それぞれの愛を貫いてほしい。」と題した動画を公開。一輪の花を手に「キザ山キザ夫」というキャラになりきり、「スキャンダルにまみれて世間からバッシングを受けて苦しんでいる人達、誰とは言わないけど、ピー・ピー子さんとか、ピージュンさんとか、シェフのピーさんとか、大丈夫だよ、君たちのこと、このキザ山キザ夫が守ってあげるさ」と語り始める。
「ピー」で伏せてはいるものの、W不倫騒動の渦中にある俳優の広末涼子さん、夫のキャンドル・ジュン氏、広末さんの不倫相手のシェフ・鳥羽周作氏のことを指しているものと思われる。
茂木氏は、「君たちのことを上から目線で色々言ってくる人達がいるだろう。例えば芸能界の御意見番とか言われているピー田ピー子さんとか、彼女たち彼たちは自分たちを安全圏に置いて、しかも自分たちがあたかも世間の言葉を代表しているかのようにそんな風に君たちのことを批判してくるかもしれないけど、大丈夫、キザ山キザ夫は知ってるよ。もう世間なんて存在しないのさ」と持論を展開。
広末さんと鳥羽氏のW不倫をめぐり、一部メディアが2日朝、歌手の和田アキ子さんがラジオで鳥羽氏を批判したことに鳥羽氏が「頭悪いよなって思いますよね。ご意見番って言ってるけど何なのかなって思いますけどね」と反論したなどと報じていた。
それを受け和田さんは、2日昼に放送された「アッコにおまかせ!」(TBS系)の中で「あれだけのシェフに言われたんですけど。すみません、頭の悪いご意見番で」などと不快感を示していた。茂木氏の言う「ピー田ピー子さん」は和田さんを指すと思われる。
茂木氏は続けて、「芸能界の御意見番が出ている番組なんて若いやつらは誰も見てないし、ネットニュースがあたかもそういう番組とかを見たり聞いたりしているように報じているけど、若い世代はそんなこと何にも気にしてないさ」と痛烈に批判。途中「キャンドル...あ、間違えた、ピーさんとか」と口走る場面もありつつ、「芸能界の御意見番とか言っているピー田ピー子さんとか、それに対してシェフのピーさんが何か怒ってたみたいだけど、いいんだよ。もう地上波テレビだとか世間だとか、そういうことを前提にしている人の時代は終わりさ」と苦言を呈した。
「もちろんピー田ピー子さんは歌手としては素晴らしい人かもしれませんし、バラードとか本当に素晴らしい歌を歌ってるかもしれませんけど、それについては若い人だってきっと好きでTikTokでバズらせたりすることもあるかもしれない」と歌手としての実力は認めた上で、「でもピー田ピー子さんが若い人が誰も見ていない地上波テレビの番組とかラジオ番組でいくら世間はこう思ってるとか、自分の意見を言ったとしても、そういう世間というものはそもそもないわけだし、ご意見番というもの自体が死語なんだから、そういうことを別にピージュンさんとか、ピー・ピー子さんとか、シェフのピーさんとか、別に気にする必要はないと思う」と強調した。