復活した海路も需要取り込む?
日韓の海路をめぐっては、福岡と釜山を結ぶ新型高速旅客船「クイーンビートル」が22年11月に運航を始めたのに続いて、翌22年12月には、福岡-釜山で貨物のみを運んできた「カメリアライン」と、下関-釜山を結ぶ「関釜フェリー」が相次いで旅客営業を再開。こういった路線も大型連休以降の需要を取り込んだとみられる。
一方、日本政府観光局(JNTO)が6月21日に発表した23年5月の訪日外国人客数(推計値)では、韓国からの訪日客は51万5700人。19年5月の60万3394人と比べて85.5%の水準に回復している。JNTOの発表資料では、現時点の情勢を
「仁川~中部間の増便、仁川~北九州間の復便などもあり、日本への直行便数は前年同月に比べ回復傾向にある」
と分析している。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)