巨人・中田翔が打撃不振...「故障の影響は明らか」の声 1軍復帰も上向かず「もう少し時間かかる」

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   中田翔の打撃不振が気がかりだ。2023年7月2日の阪神戦(東京ドーム)で同点の延長12回2死一、二塁のサヨナラ機に代打で登場したが、岩崎優の外角に沈むチェンジアップに空振り三振。引き分けに終わり、球場がため息に包まれた。

  • 中田翔(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    中田翔(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 中田翔(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

「下半身に粘りがない」

   今季は春先から好調で4番・岡本和真と共に打線を牽引。だが、5月4日のヤクルト戦(東京ドーム)で走塁中に右足を痛めて途中交代。「右太もも裏の肉離れ」と病院で診断を受けて、翌5日に1軍の出場選手登録を抹消された。一般的に肉離れは実戦復帰まで全治6、7週間かかると言われているが、中田は3週間後の25日に1軍復帰。驚きの声が上がったが、全力疾走できず患部の状態が万全とは言えない。故障前は打率.301、7本塁打、15打点だったが、1カ月以上経ても状態が上向かず打率.268まで降下。クリーンアップを担っていたが、7番に下がった。

   スポーツ紙デスクは、「故障による影響は明らかです。体の開きが早くなり、外角のボール球を見極められず手を出している。打撃フォーム改造後の中田は選球眼が良くなったことで確実性が上がったが、今は下半身に粘りがないので直球に差し込まれ、変化球に泳がされる。調子が上向くのはもう少し時間がかかると思います」と不安顔だ。

   昨年のシーズン途中に、ファームで長嶋茂雄終身名誉監督の助言を受けて打率.269、24本塁打、68打点と復活。一塁の守備能力も高く首脳陣の信頼を取り戻したが、今季は故障後に輝きを失っている。V奪回のキーマンとして不可欠な存在だけに、巨人ファンは復活を待ち望んでいる。

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