「深夜に廊下で子どもをあやす住民」はアリ?ナシ? Twitterに見る「住まいの悩み」あれこれ

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   Twitterでは隣人トラブルや、住宅設備のメンテナンスなど「住まいの悩み」に関する話題が定期的に注目されます。生活のベースに関わるトピックということもあり、多くの共感や類似の体験談をともなって拡散されるケースが多いようです。

   ツイートまとめサービスのTogetterが解説する「3分くらいでわかる週刊Twitterトレンド【J-CAST出張版】」。今回は「住まいの悩み」について掘り下げます。

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深夜に共用廊下で子どもをあやす住民に賛否

   「騒音問題」はマンションやアパートといった集合住宅の悩みの筆頭です。Twitterでは隣人の騒音に困っているという体験談が数多く投稿され、「騒音に対する対応」について議論を呼んだ例もあります。

「深夜2時にマンションの廊下で子供をあやすのはやめて」とある管理会社の騒音チラシが子育て世代を追い詰めていると批判殺到 - Togetter

   あるマンションに貼りだされたという「深夜に共用廊下で子どもをあやす人」に対する警告文が注目されました。深夜2時ごろに、子どもをあやしながら廊下を行ったり来たりする音で目が覚めてしまう、と苦情が寄せられているというものです。

   投稿者は「苦情が来るのは仕方ないけれど、何か力になれないものか... 」とツイート。

   投稿を見た人からは「特に幼児期のお子さんが夜泣きするのは仕方のないことだ」という立場の声が少なからず寄せられる一方で、「深夜2時に目が覚めて寝られないのも辛かろう」と苦情を申し立てた側に理解を示す声や「物件の管理規則で深夜に共用部で音を立てるのはNGの場合もある」といった多角的な反応が飛び交いました。

   他にも集合住宅における体験談として「今住んでいる物件は5階から投石してくる人が住んでいるため、家賃が非常に安い」という投稿が驚きを呼びました。

入居時に5階から投石攻撃をしてくる老人がいたため、家賃がめちゃくちゃ安くなったマンションの話「ある意味事故物件」「大家さんって大変だよなぁ」 -Togetter

   投稿者は実際に物件に掲示された「上の階から石やペットボトルを投げてくる人がいて非常に危険」という警告文の写真も投稿しており、見た人からは「ある意味事故物件では」「大屋さんがかわいそう」といった反応が。

   にわかに信じがたい話ですが、「近所に毎週消火器を投げ落としてる人がいた」といった似たような体験談も複数あがっています。集合住宅の隣人トラブルが、さまざまな場所で起きていることが分かる例です。

戸建ては「突然階段を登れなくなる日」が必ず来る?

   集合住宅と対比されることが多い「一戸建て」はどうでしょうか。悩みとしてよくあがるのは、「設備の維持コスト」についてです。

   あるTwitterユーザーが、戸建ての購入を検討している人に向けて「戸建ては10年を過ぎた頃から修繕費などで毎年50~100万円前後の勢いで出費が発生する」と伝える投稿が拡散されました。

   外装の塗装や給湯器の交換といった設備まわりから、家電の買い替えに至るまで、複数のポイントで同時に出費するケースが増えるので、将来の出費を想定した積み立てが大事だというのです。

戸建てを購入する人へ「10年すぎた頃から家の修繕費が毎年50~100万前後の勢いで出ていくので積立て大事」 - Togetter

   同じく戸建てに住む人たちから「13年目の外装塗装で100人の諭吉がさらわれた」「昨年は給湯器、今年はコンロとトイレ直した」といったメンテナンスの高額な出費事情が続々と寄せられ、戸建てに住み始めて年数が浅い人からは戦々恐々とする声もあがりました。

   戸建てに住み年を重ねることで起きる変化は、家の設備だけではありません。「老夫婦2人暮らしの場合、いずれ必ず誰も階段を上がれなくなる日が来る」という投稿をきっかけに、戸建てにおける老後の想定について意見が集まったこともあります。

「老夫婦二人暮らしだとある日突然誰も階段を上がれなくなる」実際に目撃した物悲しい話「怖い...」「難しい問題」 - Togetter

   元となったツイートの投稿者は仕事柄、夫婦ともに介護施設に入ったため空き家になった家の清掃をすることがあり「2階に敷かれたままの布団がホコリを被っている」といった光景を目にすることがあるそうです。

   この投稿に対しても、実際に親族などが加齢によって階段の上り下りができなくなってしまったという事例が多数寄せられました。「将来を考えると戸建てよりマンションのほうがいいのではと思ってしまう」「これがあるから平屋がいい」という意見も出ました。

   戸建てならではの悩みの例を見ると、将来的な負担を事前に考慮することの重要性が伝わってきます。

住宅設備のプロが語る「エアコンの隠ぺい配管」の落とし穴

   Twitterでは住まいや住宅設備のトラブルについて、プロの知見を得られることもあります。

   住宅設備会社の経営者が「顧客から聞いた注文住宅の失敗談」としてよく寄せられるポイントについて投稿し、反響を呼びました。

   「無垢材の外壁」 「廊下に窓」 「エアコンの隠ぺい配管※」 「一体型トイレ」 などを挙げ、維持費やメンテナンス面でデメリットが多いと伝えています。Togetterが投稿者に取材したところ、例えばエアコンの隠ぺい配管は「配管の結露によって管を通している壁にカビが発生したり、配管が腐食して穴が空き、冷媒ガスが漏れてしまう」といったトラブルが起きやすく、これらの修理にあたって家の壁を壊す必要が出てくるとのこと。

   ※エアコンの配管を壁の中や天井裏の内部に隠し、外から見えないようにする配管の通し方のこと。

「エアコン隠ぺい配管はマジでやめて!」注文住宅でよく聞く失敗談とその理由を住宅設備のプロに聞いた - Togetter

   一連のツイートには、見た人からの疑問に対するリプライや、新たな失敗ポイント情報が寄せられ、さながら「注文住宅トラブルQ&Aコーナー」のようになっています。

   住まいの悩みについてTwitterで話題になったケースを見ると、類例や解決に向けたヒントも積極的にやり取りされていることが分かります。悩みが発生したら、似たような経験をしている人がいないか、Twitterで過去の事例をたどってみると打開の糸口を見つけられるかもしれません。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

【まとめ一覧】

「深夜2時にマンションの廊下で子供をあやすのはやめて」とある管理会社の騒音チラシが子育て世代を追い詰めていると批判殺到 - Togetter

入居時に5階から投石攻撃をしてくる老人がいたため、家賃がめちゃくちゃ安くなったマンションの話「ある意味事故物件」「大家さんって大変だよなぁ」 -Togetter

「老夫婦二人暮らしだとある日突然誰も階段を上がれなくなる」実際に目撃した物悲しい話「怖い...」「難しい問題」 - Togetter

「エアコン隠ぺい配管はマジでやめて!」注文住宅でよく聞く失敗談とその理由を住宅設備のプロに聞いた - Togetter

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