戸建ては「突然階段を登れなくなる日」が必ず来る?
集合住宅と対比されることが多い「一戸建て」はどうでしょうか。悩みとしてよくあがるのは、「設備の維持コスト」についてです。
あるTwitterユーザーが、戸建ての購入を検討している人に向けて「戸建ては10年を過ぎた頃から修繕費などで毎年50~100万円前後の勢いで出費が発生する」と伝える投稿が拡散されました。
外装の塗装や給湯器の交換といった設備まわりから、家電の買い替えに至るまで、複数のポイントで同時に出費するケースが増えるので、将来の出費を想定した積み立てが大事だというのです。
戸建てを購入する人へ「10年すぎた頃から家の修繕費が毎年50~100万前後の勢いで出ていくので積立て大事」 - Togetter
同じく戸建てに住む人たちから「13年目の外装塗装で100人の諭吉がさらわれた」「昨年は給湯器、今年はコンロとトイレ直した」といったメンテナンスの高額な出費事情が続々と寄せられ、戸建てに住み始めて年数が浅い人からは戦々恐々とする声もあがりました。
戸建てに住み年を重ねることで起きる変化は、家の設備だけではありません。「老夫婦2人暮らしの場合、いずれ必ず誰も階段を上がれなくなる日が来る」という投稿をきっかけに、戸建てにおける老後の想定について意見が集まったこともあります。
「老夫婦二人暮らしだとある日突然誰も階段を上がれなくなる」実際に目撃した物悲しい話「怖い...」「難しい問題」 - Togetter
元となったツイートの投稿者は仕事柄、夫婦ともに介護施設に入ったため空き家になった家の清掃をすることがあり「2階に敷かれたままの布団がホコリを被っている」といった光景を目にすることがあるそうです。
この投稿に対しても、実際に親族などが加齢によって階段の上り下りができなくなってしまったという事例が多数寄せられました。「将来を考えると戸建てよりマンションのほうがいいのではと思ってしまう」「これがあるから平屋がいい」という意見も出ました。
戸建てならではの悩みの例を見ると、将来的な負担を事前に考慮することの重要性が伝わってきます。