4月の議員団訪日には「手ぶら議員外交」の批判
6月29日になって、「共に民主党」所属議員と無所属議員、計10人が7月10日~12日にかけて日本を訪問することが明らかになった。聯合ニュースによると、首相官邸や国会前で抗議活動をするという。
「共に民主党」は4月にも前出の尹議員ら議員団を日本に送っているが、成果がなかったとして批判も出た。その轍を踏む可能性もある。
4月の議員団は福島県を訪れたが原発視察では実現できず、福島市内の「ふくしま共同診療所」を訪れて処理水の放出問題を議論した。これが
「福島原発現場に行けない野党議員、極左団体を訪問」(朝鮮日報)
と批判された。
15年1月に公安調査庁が発行した「内外情勢の回顧と展望」では、中核派を説明するページで
「反原発の取組では、同派系医療機関『ふくしま共同診療所』が福島県内の仮設住宅に居住する被災者を対象に、健康相談会や福島原発事故による健康被害を訴える『報告会』(2月、9月、10月)を開催するなどして、被災者の取り込みを図った」
と説明されているのがその理由だ。
結局、何の成果も持ち帰ることができなかったとして「手ぶら議員外交」だと批判された。
7月1日には、海洋放出を糾弾する「国民大会」をソウル市内で予定している。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)