お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦さんが2023年6月29日、自身のYouTubeチャンネルで芸能人のスキャンダルをめぐる持論を語った。
「ノーミスの人間いないからね」
中田さんは芸能人のスキャンダルに対する持論を語ったのは、「アンジャッシュ渡部さんのグルメロケYouTubeが面白い!」と題した動画だ。
お昼の情報バラエティ番組「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)で共演していたアンジャッシュの渡部建さんとの思い出を振り返った中田さん。
渡部さんにスキャンダルが報じられた際、中田さんは「みんな言い過ぎじゃない?」と渡部さんを庇ったという。今春、藤森さんを介し渡部さんから「いろいろあった時に優しいコメント出してくれてありがとう」と感謝されたとした。中田さんは「奇しくも若干その気持ちわかる」と自嘲した。
渡部さんのYouTubeチャンネル「アンジャッシュ渡部がいつか地上波のグルメ番組に出ることを夢見てロケハンする番組」について、「編集もすごい綺麗だし、なんせコンセプトがはっきりしてるよね」と渡部さんらしさが出た良いコンテンツだと評価した。
芸能界のさまざまなスキャンダルに触れた中田さんは、「色々あったけど、それが(かえって)すごく良いことになるって、人生よくあるよね」「ノーミスの人間いないからね。なんかどっか歪なところがあるのが人間だから」とした。
「結構権力持ってるところに近い人とかだと...」
中田さんは「渡部さん頑張ってんの、俺は嬉しいんだよなぁ」と渡部さんのYouTubeでの奮闘ぶりを称えた。
その上で、「芸能界の仕組み上、仕方ないんだろうけど」としつつ「1回でもミスった人が復帰するのが超むずいのがちょっと苦手なんだよね」と本音を吐露した。
「しかも、人によるじゃん。それが。結構権力持ってるところに近い人とかだと、なんか不倫してもあんまり大した影響がないとかさ」と芸能界の力関係に言及。「なんかずるくない? いじめじゃない?」ともこぼしている。
こうした格差がある中でも、YouTubeなどに活動の場を移すことで活躍することができるとした中田さんは、「世間に何言われても理解してくれてる人が周りにいれば、それで結構やって行けたりもするもんね」とした。
コメント欄には、中田さんの持論に共感する声が相次いでいる。
「ミスった人をテレビで使わなくなったりする日本のキャンセルカルチャーが悲しいなと思うのスゴく共感します」
「欠点のない人も失敗しない人もいないし、いびつさも含めてその人らしさ。負のラベルを剥がすように働きかけ、貼られた人に対する思いやりを感じます」
「色んな事ひっくるめていつか笑える日が来るといいですね」
一方で、復帰できる人・できない人の差には理由があるとする声も少なくない。
「そいつを使いたい、見たいほどの芸がないからスキャンダルで好感度下がったらそのまま消えるだけでしょう」
「これまでの実績とイメージ、対応の違いだろう」
「テレビってスポンサーあっての業態だから、地上波に出られなくなるのは仕方ない部分もあるよなぁとは思う」