《新幹線マナー》大ひんしゅく買った机への足乗せ客 迷惑行為は他にも...JR各社から切実な声

「皆さまのご協力も必要」各社の思い

   各社は取材で、下記のようにも伝えた。

「すべてのお客さまが快適にご利用いただける環境づくりのご協力をお願いしております」(JR東日本)
「新幹線の車内には足を伸ばした状態でお座りいただける多目的室がございます。何らかの事情があり、足をあげた状態でのご移動を余儀なくされている場合は駅係員や乗務員へご相談ください」(JR西日本)
「弊社としては、他のお客様のご迷惑となる行為はお控えいただくようお願いしており、車内で他のお客様のご迷惑となるような行為を車掌やパーサーが認めた際はお声がけをさせていただくなど、快適な車内環境づくりに努めているところでございます」(JR東海)
「皆様に快適にご利用いただいている車両は、事業者のみが作業をすれば美観や清潔が維持できるものではありません。また、乗務員もすべてのお客さまの行為に注意を払うことはできません。そのような行為を発見された際は乗務員にお知らせいただきますようお願いいたします。皆さまのご協力も必要ですのでよろしくお願い致します」(JR九州)

   (7月3日12時31分追記)JR北海道広報部は7月3日、テーブル上に足を置く行為への見解を次の通り答えた。

「衛生面上はもちろん、重さによってテーブルが破損する可能性があること、またご利用のマナーから見ても他のお客様のご迷惑となるため、このような行為はご遠慮いただいております」

   車内放送での注意喚起はしていないものの、乗務員が車内巡回時に発見した場合は「都度お客様へ理由を説明し、おやめいただくようご理解をいただいております」。当該行為のほか、足の置き場をめぐるマナー違反は特に見受けられないと述べる。

   テーブル清掃に関しては基本的に終着駅の新函館北斗駅到着後、車両基地内でふき取り作業を実施しており、今後も引き続き定期的に行うという。

「新幹線に限らず、JR北海道では在来線のシートポケットへのリーフレット挿入やホームページにて、乗車マナーの呼びかけを行っております。皆様のご協力をお願いいたします」
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