山本、高橋、今永...MLB移籍サイトが5投手に「熱視線」 元巨人コーチ「WBCで日本投手が再評価された」

「パワーで真っ向勝負できる投手が出てきた」

   「トレードルーマーズ」が注目する山本と今永に関して橋上氏は「今回のWBCを通じて海外でやってみたいという思いが強くなったと思います」と指摘し、次のように評価した。

「山本投手は、球種の豊富さや緩急をつけられるという点で、名前が挙がった投手の中では1番勝てると思います。ここ数年、日本で圧倒的な数字を残していますし、ポテンシャルはかなり高い。今永投手は左投手であることがより価値を高めている。球にキレがあり、ストレートの質も良い。WBCをみると早い段階から公式球に順応しているように見えましたし、投球が安定していた」

   今回のWBCで日本投手の評価がさらに上がったと指摘した。日本は1次ラウンドのプールBを4戦全勝で通過し、準々決勝のイタリア戦で快勝するとメキシコとの準決勝では劇的なサヨナラ勝ちを収めた。米国との決勝は7投手による継投で接戦をものにして世界一となった。

   橋上氏は「WBCで日本の投手が再評価されたと思います」との見解を示し持論を展開した。

「今まではどちらかというと技巧派、かわすタイプが多かったが、パワーで真っ向勝負できる投手が出てきたという評価になってきた。佐々木(朗希)投手に関しては投手として大谷選手よりも高く評価している球団があるかもしれません。WBCを見れば分かるように日本にはダイヤモンドの原石のような投手がたくさんいる。WBCに出場した日本投手の名前はメジャーリーグのスカウトの頭にインプットされたと思います」

   「トレードルーマーズ」は、上記の5投手の他に注目される若手スターとして佐々木朗希投手(ロッテ、21)、村上宗隆内野手(ヤクルト、23)、岡本和真内野手(巨人、26)の3人を挙げた。

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