「ただボールガールの状態を心配しただけだ」
「CLAY」の報道から2日後の24日に、ブズコバとソリベストルモの地元メディアがそれぞれ加藤の失格問題に関する特集記事を公開した。
チェコメディア「Denik」(WEB版)は、加藤の失格は「ブズコバの苦情が原因なのか?」と疑問視し、ブズコバは試合後、加藤に連絡を取ろうとしたが加藤は応じなかったと伝えた。
スペインメディア「El Debate」は(WEB版)は、試合後のソリベストルモのコメントをもとに記事を展開。ソリベストルモは「加藤にペナルティを受けさせるようなことは何もしておらず、ただボールガールの状態を心配しただけだ」と断言していると報じた。
加藤の失格をめぐり全仏オープン・トーナメントディレクターのアメリ・モレスモ氏が大会終了後に公式見解を示した。
フランスメディア「franceinfo」(WEB版)によると、モレスモ氏は「ロッカールームでは加藤の失格に関する意見は分かれていると思う。多くの人が不公平だと言うのを聞いている」とし、「私は良いか悪いかのコメントをするつもりはありません。なぜなら判定が下った後にビデオを見るのは簡単だから。この決定は審判とスーパーバイザーがビデオを見ずに判断した。グランドスラムのルールに則って下した判断は明確なものだと思っている」と語ったという。