2軍落ちの阪神・佐藤輝明に厳しい指摘 「打撃への考え方を変えないと」「修正に時間かかる」

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   阪神が2023年6月25日のDeNA戦(横浜)で3-5と敗れ、同一カード3連敗。DeNAと入れ替わる形で首位から陥落した。昨年から敵地・横浜スタジアムで13連敗。苦手の球場は作りたくないだけに、対策が必要だろう。

  • 佐藤輝明(写真:アフロ)
    佐藤輝明(写真:アフロ)
  • 佐藤輝明(写真:アフロ)

「ファームでやることが多い」

   5月は19勝5敗と首位を快走していたが、6月は6勝12敗1分と大きく負け越し。交流戦で7勝10敗1分と失速し、最大18あった貯金が11まで減った。

   その要因は得点力不足だ。交流戦のチーム打率.210は12球団ワースト。58得点はリーグ9位だった。リーグ戦再開後も、DeNAと首位攻防3連戦で計4得点。春先はシェルドン・ノイジー、大山悠輔、佐藤輝明のクリーンアップで機能していたが、ノイジーと佐藤輝明の調子が下降線をたどり、4番の大山に負担が掛かる形になっている。佐藤は6月の月間打率.179、1本塁打、8打点。16日のソフトバンク戦で自己最長のトンネルを抜ける95打席ぶりの9号右越え2ランを放ったが打撃の状態は好転せず、今月25日に登録抹消された。ファーム降格は新人の21年9月以来となる。

   佐藤が守っていた三塁には渡邊諒、糸原健斗がスタメンで入ったが、クリーンアップとして迫力不足が否めない。ファーム調整となった佐藤の早期昇格が期待されるが、スポーツ紙デスクは「1軍より能力が落ちる投手から結果を出したから状態が上がっているとは言えない。問題は技術だけでなく考え方ですね。内角高めのボール球を強引に振りにいき、相手バッテリーの術中にハマっている。打撃に対する考え方を変えないと、1軍では結果を残せません。ファームでやることが多いですし、修正に時間がかかると思います」と指摘する。

   佐藤の復調なくして、V奪回は望めない。球界を代表する和製大砲になる可能性を秘めているだけに、殻を破ってほしい。(中町顕吾)

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