下位低迷のヤクルト、村上以上に心配な選手 「状態上がる気配ない」「本来の姿には程遠い」

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   借金15で中日と同率の5位タイに沈んでいるヤクルト。昨年優勝を飾った交流戦も7勝11敗と負け越し、リーグ3連覇は厳しい状況に追い込まれている。

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天才打者に試練続く

   昨年日本記録の56本塁打を樹立し、22歳で史上最年少の三冠王に輝いた4番・村上宗隆の打撃不振が苦戦の要因としてフォーカスされるが、試行錯誤しているのは村上だけではない。前人未到のトリプルスリーに3度輝いた実績を持つ山田哲人もふるわない。49試合出場で打率.230、8本塁打、21打点。得点圏打率.128と勝負所で凡退する場面が目立つ。

「下半身のコンディション不良で4月中旬から2週間戦列を離れましたが、復帰した今も本来の姿には程遠い。150キロを超える直球に差し込まれたり、空振りする場面が多いのが気になります。状態が上がる気配が見られないですが、低迷しているチーム状況を考えるとファームで調整させる余裕もない。リーグ戦再開に向けてどう修正するか。巻き返しのキーマンになるでしょう」(スポーツ紙記者)

   6月の月間成績は15試合出場で月間打率.164、2本塁打、8打点。20三振は多い。主将としてチームに貢献できていないことに責任を感じているだろう。現状を打開しようと懸命にプレーする姿は伝わってくるが、なかなか好結果に結びついていない。

   山田はリーグ連覇を飾った昨年も打率.240、23本塁打、65打点と満足いく成績を残せず、140三振はリーグワーストだった。天才打者に試練が続く中、復活なるか。(中町顕吾)

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