プロ野球で3度の三冠王を獲得し、中日ドラゴンズの監督として4度のリーグ優勝を果たした野球解説者の落合博満氏が2023年6月21日、公式YouTubeチャンネル「オレ流チャンネル」に投稿した動画で、本塁打を量産するメジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手に言及した。
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大谷翔平（写真：ZUMA Press/アフロ）
「打つ打つって言ったって3割だから」
大谷投手は今季、打者として73試合に出場して打率.295、24本塁打、58打点をマーク。一方、投手としては14試合に先発し6勝2敗、防御率3.29という成績を残している。
「絶好調すぎる大谷翔平！落合はどう見ている？」と題して公開された動画で落合氏は、インタビュアーから「大谷選手すごいですね」と話を振られると、「まぁ、すごいっていうか。あれが実力なんでしょ」「パーフェクトじゃないからね。打つ打つって言ったって3割だから」とややそっけない言葉で返した。その際、テロップで「ツンデレスイッチ『ツン』」「大谷に対しての期待値が高すぎるひろみつ」と注釈が入れられていた。
12日のレンジャース戦で日本人選手では初となる3年連続20本塁打を達成したことについては、「あれだけの才能があればやって当然なんだろうと思うしね。それだけ野球にすべてを懸けてるっていう表われじゃないですか」と評価。
また、打撃三冠の可能性について問われると、「可能性はあると思いますよ」と述べ、その理由として、エンゼルスの所属するアメリカン・リーグの首位打者がナショナル・リーグほど突出した成績ではないこと、メジャーリーグで今季から内野の極端な守備シフトがルール上制限されたことなどを挙げた。