「落ち着かない」「優しさ無い」京都・鴨川沿いのベンチに不満の声 丸太1つの座面、なぜ設置したのか

橋の下以外は、普通のフラットなベンチも設置

   橋の下の壁には、鴨川の歴史を紹介する掲示板が設置されており、短時間で鑑賞してもらうようイメージしたことも理由だという。

   京都土木事務所によると、丸太1つの腰かけベンチは、出雲路橋から四条大橋まで約4キロの区間にある6つの橋に2基ずつ、計12基が設置されている。

「京都の中心部にある都市公園の区域で、一般利用のほかに観光客も多く、市民からもホームレスの方が住み付かないように要望もありました。このベンチにしたことで、苦情は特にありません。橋の下以外は、普通のフラットなベンチも設置していますので、お弁当を食べるなどする場合は、こちらでお願いしたいと考えています。写真のところでは、壁近くに石積みがあって少し高くなっていますので、ここに腰かけてゆっくりされる方もいらっしゃいます」

   投稿者は、四条大橋から丸太町橋までは腰かけベンチしか見当たらなかったとしたが、この区間には同じ右岸に普通のベンチが17基あるとして、こう説明した。

「この区間は、みそそぎ川という水路が並行して流れており、スペースが狭くてベンチが入れにくいので、数は少なくなっています。しかし、丸太町橋まで来れば、広くなっていますので、普通のベンチも多く置いてあります」

   丸太1つの腰かけベンチは、変更なくこのまま継続利用してもらうとしている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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