米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のレジェンド、ジャスティン・ジェームズ・ワット氏が2023年6月20日、大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手の活躍を「正気の沙汰とは思えない」と絶賛した。
「まだ、この偉業が十分に語られているとは思えないが......」
ワット氏は20日、スポーツで賭博をするスポーツベッティングのエージェントが大谷選手の記録をつづったツイッター投稿を引用し、「まだ、この偉業が十分に語られているとは思えないが...... 正気の沙汰とは思えない」(原文英語、編集部和訳)と大谷選手を称賛した。
投稿によると、今季エンゼルス内の成績はここまで、投打ともに大谷選手がほぼ全ての分野で1位を占めている。打撃では安打数や出塁数、ホームラン数などで1位。投手としても防御率や勝利数、三振数などで1位になっている。スポーツベッティングのブックメーカーでは、大谷選手がMVPを獲得するという予想が大きな人気を集めているという。
複数の現地スポーツメディアもワット氏の投稿を報じている。
スポーツメディア「CLUTCH POINTS」は、「まだ、この偉業が十分に語られているとは思えないが」とつづったワット氏について「彼はMLB Networkをあまり見ていないに違いない」と冗談めかし、大谷選手について「ホームランを打った同じ試合のマウンドで勝利を記録する選手なんて、今世紀はありえないはず」としている。
「sportskeeda」は、大谷選手の記録について「エンゼルスの攻撃と投球のすべての主要カテゴリーでリードしている。これは前例がなく非常に素晴らしいこと」とし、「簡単に言えば、彼は間違いなく球界最高のバッターであり、10人ほどのベストピッチャーの1人」とも評価している。
「大谷翔平選手の次回登板予定日を教えていただけませんか?」
大谷選手とワット氏はかねて親交があり、ワット氏は2022年4月に笑顔の大谷選手と肩を組んだツーショット写真をツイッターに公開。公称でワット氏は約195.6センチメートル、大谷選手は約193センチメートルだが、肩を並べた2人の姿をみるとワット氏がひと回りほど大きく見えたことから「大谷翔平が小さく見える」と話題を呼んでいた。
ワット氏は当時も大谷選手のことを「私はこの男がスポーツの最高峰レベルのリーグでやっていることを、最大限に尊敬している」と絶賛していた。
ワット氏は今春に行われたWBCでも熱狂ぶりを見せていた。アメリカとの決勝戦があった3月22日には「9回に大谷翔平VSマイク・トラウトのWBC優勝決定戦??」として興奮した様子を投稿していた。
22年3月24日には、エンゼルスのアカウントに向け「大谷翔平選手の次回登板予定日を教えていただけませんか?」と呼びかけ、「春季トレーニング施設がすぐ近くなので、彼やマイク(トラウト)、レンドン、ソー選手らを見に行きたいと思っているんだ」としていた。
I have the utmost respect for what this man is doing at the highest level of his sport.
— JJ Watt (@JJWatt) April 1, 2022
The ability to perform two completely different tasks at the highest possible level on a consistent basis against the best in the world is absolutely incredible.#ShoTime pic.twitter.com/dTm2ToC2d7