「書籍出版および読書における新たな選択肢やさらなる利便性をご提供できるよう、PODのサービス提供を開始いたしました」
広報はPODを始めた背景や理念に関して次のように述べる。
「Amazonでは1994年に書店としての創業以来、出版ビジネスに注力しております。日本においても、2000年のアマゾンジャパンの設立以来、出版ビジネスに取り組んでいます」
PODにより従来は「比較的コストがかかっていた」商品を低コストで提供できるという。
出版社は、売れる部数を見込んで大量に書籍を印刷するリスクや返品のリスク、在庫を抱える負担を軽減できるとする。海外の書籍においても、日本への輸送費や日本での在庫保管の費用などを軽減し、販売できるという。
「書籍出版および読書における新たな選択肢やさらなる利便性をご提供できるよう、PODのサービス提供を開始いたしました」
ツイッターでPODが話題となっていることについては「多くの方々に知って頂き、ご関心をお寄せいただくとともに、好意的なコメントも多数拝見し、嬉しく思っております」とした。
なおAmazonでは、2021年10月から筆者自らKindleで書籍を出版できるサービス『Kindle ダイレクト・パブリッシング(以下、KDP)』を開始している。電子書籍だけでなく紙書籍での出版が可能になり、より多くの読者に作品を届けられるようになったという。