大谷翔平なぜ本塁打量産できる? 独走24号...ラミレス氏が指摘する昨年との「フォームの違い」

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   プロ野球DeNAの前監督アレックス・ラミレス氏(48)が2023年6月17日にユーチューブを更新し、本塁打を量産する大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手(28)を独自の視点で分析した。

  • 大谷翔平選手(編集部撮影)
    大谷翔平選手(編集部撮影)
  • 大谷翔平選手(編集部撮影)

「昨年はかなりアッパースイングでホームランを狙っていた」

   大谷は6月19日に米カンザスシティのカウフマン・スタジアムで行われたロイヤルズ戦に「2番・DH」で先発出場し、5回に2ラン本塁打を放った。18日の第2戦に続く今季24号をマークし、ア・リーグの本塁打争いでは19本で2位につけるアーロン・ジャッジ外野手(31)に5本差をつけて独走態勢に入った。

   今季は打者として72試合に出場して打率.300、24本塁打、58打点をマーク。出塁率と長打率を合わせたOPSは1.015を記録している。一方、投手としては14試合に先発し6勝2敗、防御率3.29の数字を残している。

   ラミレス氏は大谷の昨年と今年のバッティングフォームの違いについて解説し、本塁打を量産している要因に触れた。大谷は21年に本塁打争いを繰り広げタイトルこそ逃したがキャリアハイとなる46本塁打をマークし、22年は34本にとどまった。

   ラミレス氏は「昨年はかなりアッパースイングでホームランを狙っていたよね。決して悪いことではなく、その通りホームランを打てたよね」とし、今季の大谷のバッティングフォームに言及した。

「逆方向にもパワーがある打球を打つことができる」

「今年の大谷選手のバッティングは肘と手首をよりうまく使ってコンタクトのポイントが体の真ん中にきていて、逆方向にもパワーがある打球を打つことができる。今の打ち方だと打球のスピンもより良いものになっている。しっかりボールを引き付けることができているので、無理に引っ張る必要もなくセンターまたは逆方向へ無理なく打つことができるので高打率を残せているのだろう」

   打者として高い数字を残している大谷の懸念材料となるのが「三振数」だとし、打率を上げるには四球の数をより多くする必要があると主張した。

   ラミレス氏は「3割以上打つチャンスはある」とし、「できれば90から100四球。三振数は120から130であれば悪くない。レギュラーシーズン160試合で130三振は全く悪くない。今のバッティングなら左中間と右中間への打球が増え、二塁打も増えるだろう。そうなると得点も増えるので100得点以上できる」と持論を展開した。

   投手としては「10勝以上は間違いなく達成できるだろう」と明言し、「大谷選手は今年もまたMVPを獲得するチャンスが高いだろう」と期待を寄せた。

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