残業320時間、修学旅行で8万自腹...  Twitterに見る「教育現場のリアル」

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「勤務時間外は対応できません」校長の姿勢に称賛の嵐

   もちろん、現場では教員の労働環境を見直そう、という動きもあるようです。

   小学校教諭のTwitterユーザーが「管理職Lv.99の校長先生の学校だよりを見つけて興奮しています」というコメントとともに、ある学校で配られた学校だよりの画像を投稿し、反響を呼びました。

   「子どもたちのための働き方改革」と題された学校だよりは、校長によるもの。かつて中学校の英語教師として自身が経験した過酷な労働環境を振り返りつつ「(教員が)心にも体にも余裕のない状態では、満足のいく教育活動ができない」と述べています。

   その上で、現勤務先の学校での教員の労働環境改善のため、保護者に向けて「原則、勤務時間外に、教職員を訪ねたり、電話をしたりすることはご遠慮ください」「土・日・祝日などの休業日は、学校に教職員がいても、原則、対応はできません」といった要望を提示したのです。

   教員たちを守ろうという姿勢が伝わってくる内容に「これが働き方改革の第一歩」「これ言える校長ってなかなかいない」「すごい勇気だ」と称賛の声が集まりました。

「土日祝は学校に先生がいても原則、対応はできません」管理職Lv.99な校長先生が書いた学校だよりが凄すぎる - Togetter

   投稿者も「教員のなり手不足や、辞めてしまう同僚が多い中で、こういった校長先生の発信にとても興奮しました」と投稿しています。

   Twitterで教員の労働環境に関する話題が注目されると、広く一般に向けた問題の認知拡大に繋がります。また、投稿に対する反応を見ると、教育関係者間での情報共有の機会にもなっていることが分かります。

   文科省がSNSで「#教師のバトン」と題し、教員らに仕事の魅力などの投稿を呼びかけところ、不満が相次ぎ論争となったケースもありました。教育現場のリアルな体験談の発信が、問題解決に向けた議論を深めるきっかけを生んでいるのかもしれません。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

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