セ・パ実力差縮まった?交流戦セが勝ち越し中 かつてパが圧倒も...元楽天コーチが指摘する「台頭の要因」

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「18試合は打って勝ち切れる数」

   橋上氏は短期決戦のセ・パ交流戦とペナントレースの相違に言及し、セ・リーグが台頭している要因を分析した。

「交流戦は1カードだけなので打って逃げ切れる。18試合は打って勝ち切れる数。そこがペナントレースとの違いです。これまでは打撃力が勝敗に直結していました。今年に関して言えば、セ・リーグの打者も打つ方で目立ってきている。特に巨人の岡本(和真)選手などはホームランを多く打っています。巨人やDeNAが勝っているのは打てているから。セ・リーグの打者が交流戦でパ・リーグのピッチャーを打てるようになった。ここら辺がセ・パの差がなくなってきた要因のひとつだと思います」

   セ・リーグの打者がパ・リーグのパワー系の投手に慣れてきたことも要因に挙げ、パ・リーグのチームに所属する外国人選手に言及した。

「今年のパ・リーグに関しては機能している外国人打者が少ない。セ・リーグでは活躍している外国人選手としてヤクルトのサンタナ選手、オスナ選手らの名前がすぐに挙がるが、パ・リーグではすぐに浮かばない。この辺もセ・パの成績が均等になっている要因だと思います。セ・パ両リーグの実力差は縮まっていると感じます」

   15日時点でセ・パ交流戦首位を走る巨人が優勝すれば、14年以来9年ぶりとなりセ・リーグの2連覇となる。

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