2023年6月15日に中国・北京で行われたサッカーの国際親善試合でファンがピッチに乱入する騒動が起こった。アルゼンチン代表がオーストラリア代表と対戦し2-0で勝利を飾ったが、試合中にファンが観客席から飛び降りピッチに乱入。ピッチにいたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(35)に抱きつくハプニングが起こった。
「メッシの近くを走ることに興奮を覚えたのか」
ファンはメッシに抱きついた後も警備員の追跡から逃れようとピッチを走り回り、最後は大勢の警備員によって取り押さえられた。複数の地元メディアはファンがピッチに乱入した映像とともに騒動を伝え、映像では突然ファンに抱きつかれたメッシの驚く様子などが確認できる。試合は1分以上中断されたという。
ファンはアルゼンチン代表のメッシの名前が入った背番号「10」のユニフォームを着用しており、メッシの熱狂的なファンとみられる。
中国メディア「騰訊体育」(WEB版)は、ファンが観客席から飛び降りてピッチに飛び出したのは、阻止できなかった警備員の怠慢だと指摘。試合中に警備員が観客席に背を向けて試合を観戦している様子や、警備員が笑いながら逃げ回るファンを追いかけている写真を添付して記事を展開した。
記事では、9人の警備員がファンを追いかけたが最終的にはファンが疲れるのを待って捕まえたとし、ファンを追いかけているとき2人の警備員が笑っているのをカメラがとらえたと指摘。このような場面は見たことがなく、「メッシの近くを走ることに興奮を覚えたのだろうか?」と疑問を投げかけた。