「従業員の対応に問題があった場合には、対応策を検討」
うつむいた姿の店員を撮った写真の投稿は、6月14日になって、ツイッターで取り上げられ、店員を怒鳴り付けたとみられる客に対し、批判の声が相次いでいる。
「店員さん、可哀想に...」「色んな所でクレーム入れまくってるんでしょうね」「警察呼んで欲しかった」
投稿者のツイッターは、炎上状態になり、14日のうちにアカウントが非公開になって削除された。
この店について、ユニーの広報担当者は15日、J-CASTニュースの取材に対し、「ツイッターの写真に写っているのは、当社が運営する店舗でございます」と認めた。また、「本社にご意見のお電話もいただきました」とも明らかにした。ただ、「それ以外の情報につきましては、お客さまの個人情報につながる恐れがございますため、開示を控えさせていただきます」と述べた。
お釣りのやり取りをめぐる投稿のようなトラブルがあったのかについては、「事実関係について、現在確認を進めているところでございます」と説明した。客の行為や店員の対応についてどのように考えているかについては、「当社従業員の対応に問題があった場合には、対応策を検討し今後の店舗運営に生かしてまいります」とした。
一方、店員が差別的な行為をしたと本社は謝罪したと投稿者が主張していることに対しては、「投稿のような発言の事実はなく、お客様には、ご不快な思いをお掛けしたことに対し、謝罪をいたしました」と反論した。
なお、お釣りのやり取りについては、「キャッシュトレーで金銭を受け渡しさせていただく旨の掲示物は、コロナウイルス感染症分類が2類から5類へ引き下げとなった際に撤去させていただいております」と説明している。
掲示物撤去後にどんな金銭受け渡しをしているかについては、こう述べた。
「掲示物は撤去いたしましたが、『お釣りは手渡し』を徹底しているわけではございません。約3年にわたるコロナ禍の習慣から、手渡しを嫌がられるお客さまがいらっしゃることも事実ですので、お客さまのお気持ちや状況を適切に判断し、対応してまいります」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)