ドネア「世界返り咲き」なるか... 7・15WBCバンタム級王座決定戦、識者が危惧する「井上戦のダメージ」

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「相当ダメージがある負け方をした」

「2戦目は井上選手に狙いすまされていたと感じます。それぐらいドネアのスピードが落ちていた。第一印象としてはスピードの低下。今までのドネアはスピードがすごかった。初戦は井上選手が戸惑うほどのスピード、迫力がありました。ところが2戦目はスピードが落ちて踏み込みが若干遅くなっていたと感じました」

   さらに「相当ダメージがある負け方をしたので、正直その後どうなっているのかという不安はあります。井上戦後、テストマッチをやらずに直接世界戦なので。しばらく休んだことによってどれくらい回復したのか。通常であれば今回は負けるような相手ではないと思いますし、陣営としては行けると踏んでいるのでしょう」と語った。

   年齢的な衰えを危惧する一方で、精神面では充実していると指摘した。

   金平氏は「スムーズに世界戦が決まったので精神的には充実感があると思います。普通であればランキングが落ちる可能性があったわけですから。選手、チームが望む世界戦がスムーズにできるのだから充実していないわけにはない。余計なストレスはないでしょう。ただ、あれだけのダメージを負って再起戦がいきなり世界戦というのはリスキーな部分があると思います」との見解を示した。

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