被害少年に「長生きしてください」と言われ...
喜田村弁護士は会見の後半、記者から「今告発されている(被害者の)方はジャニーさんに恨みはないと話されている方が多くいます。グルーミングではないかという指摘もありますが、当時の裁判の記録だと(被害少年がジャニー氏に)『長生きしてください』と発言されています。ジャニーさんに対する感謝は当時からあったのでしょうか」と質問され、
「被害少年にジャニーさんに言いたいことはあるかと聞いたら『長生きしてください』と言いました。それがジャニーさんにとっては効いたんです。効いたから少年たちの言っていることは嘘だと言えなかったので、高裁の判決に繋がったわけです。その一言が結局真実を表したと理解しています」
と説明した。グルーミングは性的な目的を隠して近づき、子どもと親しくなって手なずけることをいう。
ジャニー氏にとって不利となる証言を引き出せた要因については
「ジャニーさんの立場から見て真っ赤なウソをなぜ(被害少年たちは)つくのか、しつこく聞き、裁判官もそれを許しましたし、私も必要だから聞かせてくれと言いました。『嘘をついているとは明確には言い難いです』との発言はジャニーさんが色々話す中でふっと出たんです。色々質問して、色々説明しようとして、語るにおちるという感じで、つい本当のことを言ってしまったと。それでこれは成功だなと思いました」
と振り返った。