タウンページが「薄くなった」SNS驚き 実は分冊、「掲載件数の減少」も...発行会社が明かす背景

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「企業やお店の情報を業種別に見比べる事ができる」

   SNSではタウンページがなくなるのではないかと危惧する声もある。今後の発行部数について、広報は「発行者側(編注:タウンページの発行元であるNTT東・西日本)が、NTT回線をご利用のお客様や、世帯・事業所動向など様々な視点から勘案した上で発行部数は検討してまいります」と述べる。

   タウンページは、インターネット環境がない人や、災害が起こった時にすぐ情報を探すことができる点で利用価値は高いとする。また「企業やお店の情報を業種別に見比べる事ができる点も利点ではないでしょうか」と説明した。

   以前、タウンページの発行部数が16~19年度で急増したことを、一部メディアが取り上げていた。同社の広報数値によれば、15年度は約4000万部だったが、18、19年度はそれぞれ約6000万部発行されている。

   増えた理由について、広報は「利用機会の向上などを目的として、2018年度からはNTT回線をご契約のお客様をはじめとして、幅広く世帯・事業所にポスティングにより配布させて頂いた事から発行部数が増えています」と述べる。

   一方、広報数値では20年度には約3700万部、21年度には約3100万部と発行部数が減っている。こちらについて広報は、19年度以降ではタウンページの発行周期を全エリアで段階的に12か月から18か月に変更したことで、20年度と21年度とで発行エリアが異なることが影響し、広報数値上の発行部数が減ったと説明している。

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