「環境を用意する必要はあるが、さわりだけ伝えて、後は学びたい人が学べばいい」
その後も、藤巻氏は「様々なご意見あるのは承知でしっかり読ませて頂いている」としつつ、改めて自身の考えを改めるつもりはないと強調した。
「特に高校教育において、何かしらの科目を一部削減し、『金融経済』『医療医学』『家庭科』などをより学んでいくべきという考えに変わりはない。実社会・実生活に役立つ実学に、教育は一定シフトすべきだ。そしてその議論を始めるべき時だ」
「教養の意義や重要性を否定しているつもりは全くない」と前置きをした上で、「義務教育で、全員に強制すべきでない。その環境を用意する必要はあるが、さわりだけ伝えて、後は学びたい人が学べばいい」とも主張している。
藤巻氏は2022年にも、高校数学の三角関数などについて「全国の高校生にがっつりと教え込む必要があるのか。その分野に進む人たちが専門知識として学ぶものではないか」と提言し、波紋を呼んでいた。