水着撮影会中止は「死活問題」人気モデルが同情 露出巡るルール整備も訴え「一生消えないデジタルタトゥーとなってしまう」

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   タレントでモデル、会社経営者のくりえみさんが2023年6月12日、埼玉県の県営公園で開催予定だった水着撮影会が中止となったことについてインスタグラムで私見をつづった。出演予定だったタレントに対して「死活問題ですよね」と同情しつつ、過度な露出については「一生消えないデジタルタトゥーとなってしまう」との懸念も示し、出演前に契約を結ぶことを提案した。

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「出演する前に契約を巻けばいいと思います」

   くりえみさんは12日、インスタグラムのストーリーズで「今話題になってる水着撮影会について意見が欲しいとメッセージを沢山頂くのでここに少し書かせてもらいます」と切り出し、「当たり前に撮影会で生計を立ててる子は死活問題ですよね。ある意味、職業を奪われるわけですから。。」と出演者への同情をつづった。

   くりえみさんは、「私が思うのはシンプルにルールを詳細に且つ明確に設ければいいと思います。年齢制限、露出制限、その他細やかな規制。そして出演する前に契約を巻けばいいと思います」と提案。理由として、「どれだけ職業の自由といえど 売れたいと思うばかり過度な露出をして後に後悔して消して欲しいと思っても公然の場で披露している以上一生消えないデジタルタトゥーとなってしまうからです」との懸念を挙げた。

   その上で、「デメリットになり得る事も事前にモデルやタレントに理解してもらった上で出演してもらう分には問題ないと思います」とコメントしている。

「議しながら結論を出すべき」

   くりえみさんは、「と、いうこの一連の話を撮影会主催者側と政府側で協議しながら結論を出すべきところを今回は直前に中止させる事でここまで大雑把になった、よね」(原文ママ)と指摘。「とりあえず今回の水着撮影会中止で経済的ダメージを受けた主催者、モデル、お弁当店、飲食業のみなさんの経済的損失を政府の方が負担をして そして改めて今後どうしていくのか話し合いをしていくべきなのでは。と思います、、変態からのコメントは以上です」と締めた。

   水着撮影会をめぐっては日本共産党埼玉県議会議員団らが8日「『性の商品化』を目的とした興業」などとして、水着撮影会へのしらこばと水上公園の貸し出しを中止することなどを県に申し入れたと、公式サイトで報告。

   同公園で6月24日~25日に開催予定だった「近代麻雀水着祭」は9日、運営事務局が埼玉県公園緑地協会としらこばと公園管理事務所と協議の上、中止となったことを発表。会場側からイベント中止要請を受けたと説明した。

   埼玉県の大野元裕知事は11日のツイッターで経緯と近況を報告。しらこばと公園については22年12月に詳細なイベント許可条件を定めたといい、「本年6月8日、公園緑地協会から埼玉県に、同公園での6月の開催の撮影会利用予定の事業者が昨年12月の基準策定後に開催したイベントで違反があったことから『6月の開催中止を求めることと、今後の水着撮影会は全て中止を申し入れること』の報告がありました」と明かした。

   大野知事は、「監督権限がある埼玉県として公園緑地協会に説明を求めたところ、川越水上公園では同様のルールがなく しらこばと公園が中止要請をした3者のうち1者については、詳細許可条件提示後に開催されたイベントでの違反が確認されなかった旨の報告を受けました」とも報告。

   「県として水着撮影については●明確な許可条件が定められていない施設において、他の施設の条件を当てはめイベントを中止させること●条件策定後に違反が認められない者に対し中止させることは適切ではない旨伝えるとともに、しらこばと公園の1者と川越水上公園の3者の中止要請を撤回すべき旨を指導しました」などとし、「多くの方からもこの件について意見等を頂いておりますが、埼玉県、公園緑地協会として特定の政治団体等の意見に左右された事実はございません」とも投稿している。

   各社報道によると、大野知事は12日の定例会見でも同様の趣旨を説明。違反のなかった4者については、イベント中止要請を撤回するよう指示したと話したという。

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