「グランドスラムのルールに則って下した判断は明確なもの」
加藤の失格騒動が大きな波紋を広げる中、全仏オープン・トーナメントディレクターのアメリ・モレスモ氏(43)が11日、大会総括の記者会見の席で加藤の失格に関する見解を示した。
フランスメディア「Franceinfo」(WEB版)によると、モレスモ氏は「ロッカールームではこれ(加藤の失格)に関する意見は分かれていると思う。多くの人が不公平だと言うのを聞いている。ボールガールを7、8分間も泣かせたのだからそれは何かの意味があると言う人もいた」と述べたという。
さらに「私は良いか悪いかのコメントをするつもりはありません」とし、「なぜなら判定が下った後にビデオを見るのは簡単だから。この決定は審判とスーパーバイザーがビデオを見ずに判断した。グランドスラムのルールに則って下した判断は明確なものだと思っている」との見解を示したという。
加藤は6月9日にインスタグラムを更新し、ボールを当ててしまったボールガールとの2ショット写真を投稿。「あなたが元気で、ボールガールとしてボランティアを続けていることを聞いてうれしいです」などのコメントを投稿した。