北九州市長「24時間運用の北九州空港の強みをこれからも発揮」
その後、飛行機を同型の「JA06XJ」に変更して再出発することを決定。この時点で「遅延に伴い、福岡空港の運用時間内に到着ができないため北九州空港行きに変更となりました」とアナウンスしていた。その上でJA06XJに乗ったのは281人(うち幼児1人)だった。JA06XJは21時55分に羽田空港を出発し、23時18分に北九州空港に到着した。
乗客の大半が、JALが手配したバス5台に分乗して福岡市内(博多駅、福岡空港、天神)に向かい、一部が北九州市内のホテルに宿泊した。
JAL広報部では取材に対し、
「機材故障によりご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます」
とした上で、北九州空港へのダイバートの意義について
「今回の出来事では、急な北九州への運航という状況下でしたが、日頃からの福岡県および北九州市のご協力のおかげで、地元業者様にご対応いただき、お客様をスムーズに博多近辺へご案内することができました。福岡県と北九州市、そして地元業者さまのご理解とご協力に心から感謝いたします。今後も一層の連携を深め、福岡県民の利益向上に向けて努力してまいります」
とコメントした。
北九州市の武内和久市長は
「24時間運用の北九州空港の強みをこれからも発揮していきます。今年2月から検討を進めてきましたが、この実現にご尽力いただいた関係各位に心から感謝致します」
とツイートし、ダイバート受け入れの体制が整ったことを歓迎した。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)