「安心安全にご利用していただく為の取り組み」
投稿の元となった出来事は、約10年前に複数のカラオケ店で経験したという。ただ、ツイッターの反響から、同様の取り組みは広く行われていると伺える状況だ。
実際に防犯目的で、投稿で伝えられたような対応をする店はあるのか。J-CASTニュースが取材を進めると、カラオケチェーン「カラオケ館」を展開するB&V(東京都練馬区)の総務部から12日までに話を聞くことが出来た。
カラオケ館における対応方針について、基本的には客の希望の部屋タイプ・機種で案内しているため難しい場合もあると前置きながら、
「お部屋の空き状況に余裕がある場合は女性のお1人様は目の届きやすいお部屋にご案内するよう各店舗心掛けております」
と取材に明かす。「マニュアル化はしておりませんが、カラオケ店としては当然の対応です」という。女性1人客を狙った迷惑行為の抑制や犯罪の発生を防ぐ目的もあるのか尋ねたところ、
「その通りでございます。不安な気持ちをお持ちの方がいらっしゃると思いますので、安心安全にご利用していただく為の取り組みをさせていただいております」
と答えた。発端になる事件があった訳ではない。また、男女かかわらず1人客は、他の客がいる部屋となるべく間隔を空けて案内するようにしていると説明した。
多少はドアの開閉音や歌声が響いてしまう部屋もあるため、防犯目的だけでなく客が集中してカラオケを楽しめるように配慮しているようだ。混雑状況により対応は異なる。