菅野智之、「見切り発車」登板も巨人OBが見出した期待 「そこら辺はさすがだなと感じた」

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「次回登板はさらに良くなると感じました」

   橋上氏は「制球の面でいうともう少しだなと思います。菅野選手本来の感じからするとボールが若干高かったですし、キレ的にもファールで粘られる回数が多い。5回で4四死球というのは非常に多い。その辺はまだまだ本調子ではないと感じます」と指摘する一方で、この日の投球から期待を見出した。

「何球かアクセルを軽く踏んで投げている球がありました。その球に関しては腕の振りなど通常の菅野選手に近い感じでした。制球もある程度低めに集まっていた。強弱をつけて軽くアクセルを踏んだようでしたが、次回登板はさらに良くなると感じました。期待を感じさせるものでした。真っすぐにしてもフォーク、スライダーにしても大事なところでしっかり投げていた。腕のふりもかなり良かったし、そこら辺はさすがだなと感じました」

   今後夏場に向けての課題として7回を投げ切る「スタミナ」を挙げた。橋上氏は「菅野選手の制球であれば110球程度で7回くらいはいけると思う。今後チームとして担ってもらいたいポイントになる。戸郷(翔征)選手と2人でそれぐらい投げてもらわないと中継ぎ陣がもたないでしょう」と解説した。

   菅野は試合後のヒーローインタビューで「すごくつらい時間でしたけど今日少し報われたような気がするのでまた頑張っていきたいです」と振り返り、「あまり良い内容ではなかったんですけども野手の方に感謝して。あと僕の後ろを投げた中継ぎのピッチャーも本当によく頑張ってくれたので次回はもっと結果で示していけるように頑張ります」とリリーフ陣を気遣った。

   橋上氏は「色々と収穫を得て、やれる手応えを感じたと思います」とし、「監督をはじめチームとしては菅野投手に起爆剤になってほしいと思っているでしょう。精神的安定を得ることができるベテランの柱ですから。戸郷選手が勝っているといってもまだ若い投手。そういった意味では菅野選手は投手陣の柱なので周りが求めている」と語った。

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