2023年度前期のNHK連続テレビ小説「らんまん」では、主人公の槙野万太郎(神木隆之介さん=30)が植物採集を行う様子がたびたび放送されている。それにあわせて、視聴者からは「植物採集」「植物採取」という表現を含むツイートが相次いでいる。J-CASTニュースは識者に見解を聞いた。
「植物採集もあのスーツで出かけてるけど」
ドラマでは、万太郎が地元の高知で横倉山に分け入って多数の植物に出会っていたシーンや、上京後は東京・雑司ヶ谷の牧場でとったというシロツメクサを研究室に持ち込むなど、万太郎の植物研究への旺盛な意欲が描かれている。これらのシーンを見た視聴者からは、
「早朝から夜中まで植物採集してきても、疲れをほぼ見せずに楽しそうなだけの万太郎。充実してるな~」 「マンちゃん、植物採集もあのスーツで出かけてるけど、めちゃくちゃ臭くなってないか?汚れてないか?」 「らんまんは植物採集の黎明期を目の当たりにしているようでねもうねわっくわくですよ」
といった万太郎の研究の充実ぶりを喜ぶ声が上がる。
一方、「万太郎、体大丈夫か?毎日朝早く植物採取の後、大学に行って、帰りも植物採取に行って、帰ったら植物の画を描いて、標本作り。睡眠、取ってないんじゃないか」といった「植物採取」という表記のツイートも見られる。
編集部でざっと確認したところでは、「植物採集」の方が「植物採取」よりもツイート数が多いように見受けられたが、果たして、どちらが正しいのだろうか。編集部は『三省堂国語辞典』(三国)の編纂に携わる国語辞典編纂者の飯間浩明氏に意見を求めた。