ドムドムハンバーガー、40年分の社史が「失われすぎ」と話題 記録ほぼなし、社員もうろ覚え...広報自虐のワケ

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なぜ40年もの歴史が失われたのか

   なぜドムドムの歴史が失われてしまったのか。取材に対し、展示物に登場した近藤さんは次のように説明する。

「1970年のドムドムハンバーガー誕生から、現在の当社の運営になるまで、運営会社が数度変わっているため、記録が残っていないものが多いです」

   ドムドムフードサービスは2017年4月から事業を引き継いだ。過去に販売されたメニューなど一部記録はあるものの、証拠となる痕跡がないものが非常に多いという。

   現状もちうる情報で年表を作成するも、公表できる情報量が乏しかったため「失われた40年」とゆるいフレーズを用いた。

   展示物に対するツイッターでの反響について、近藤さんは次のように受け止める。

「ドムドムハンバーガーは自虐的に『バーガー界の絶滅危惧種』などと名乗ることもあり、今回もそれに準ずるようなものと思っておりますが、ドムドムハンバーガーという50年の歴史のあるハンバーガーショップに思い出・愛着・期待を持っていてくださる方たちが数多くいらっしゃることを、このSNS拡散で改めて認識させられ非常にうれしく感じております」

   ツイッターには、「失われた40年」を振り返る感想も寄せられていた。近藤さんは、こうした声を参考にしながら、物理的な資料も探していきたいと述べる。

   また今回の件に限らず、SNSではドムドムに対する感想が多く寄せられているという。

「お客さまと共にブランドを作り、育てているイメージです。応援してくださる皆さまの声にこたえられるよう、出店やメニュー開発、グッズ展開など努力中でございます」
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