学生名人戦「将棋ソフト」使用の不正で決勝選手失格 主催の全日本学生将棋連盟が謝罪、対応協議中

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   将棋の「学生名人戦」決勝戦に出場した選手が対局中に将棋ソフトを使用して失格になったと報じられた問題で、主催団体の全日本学生将棋連盟は2023年6月9日、「皆様に多大なるご心配、ご迷惑をお掛けしておりますことを深くお詫び申し上げます」と公式サイトで謝罪した。詳しい経緯も公表している。ソフトを使用した選手や大学への対応は同連盟理事会で協議するという。

  • (写真はイメージ)
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  • 全日本学生将棋連盟の公式サイトより
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「当該選手を失格処分といたしました」

   問題となったのは6月4日に行われた第79回学生名人戦の決勝。優勝した選手が対局中に将棋ソフトを使用して失格になったと報じられていた。

   全日本学生将棋連盟の発表によれば、ソフト指しを行った選手は対局中に離席することが多かったため、事情を確認したという。その後、同選手が持っていた電子機器から対局中に将棋ソフトを使用した形跡が見つかった。

   同連盟は「(編注:上記の事実から)ソフト指しによる不正が行われたと認定し、当該選手を失格処分といたしました」と説明し、決勝に出場したもう1人の選手を優勝に、3位決定戦に出場した選手をそれぞれ準優勝、3位に繰り上げたという。

   今後について「当該選手、ならびに当該選手の所属大学への対応は全日本学生将棋連盟理事会にて協議いたします」とした同連盟は、「出場選手に対する誹謗中傷はお控えいただきますようお願いいたします」と呼びかけている。

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