共産党埼玉県議会議員団らが県に「水着撮影会」中止を求めていた
水着撮影会をめぐっては8日、日本共産党埼玉県委員会ジェンダー平等委員会と日本共産党埼玉県議会議員団らが埼玉県に対し、中止を要請している。日本共産党埼玉県議会議員団の公式サイトによれば、水着撮影会へのしらこばと水上公園貸し出しの中止、県営施設を利用したこれまでの水着撮影会の実施状況の調査、県施設の貸し出し基準の見直しなどを申し入れている。
この申し入れは今回の判断に影響したのか。協会は「協会に対しては直接の連絡はなかった」と述べる。
「共産党は県に対し、申し入れを行っていました。県からも水着撮影会を中止できないか話を頂きましたが、それは共産党が要因であるわけではなく、県の総合的な判断として意見を頂きました」
取材に対し、埼玉県公園スタジアム課も同様の見解を示す。
「共産党の要望があったから対応したのではなく、ここ数日の間、貸し出しの許可条件に反する事例があったという報告があがったためです」
SNS上のイベント参加者の投稿には、マイクロビキニやそれに準ずる露出のある水着を着用したモデルの写真や、過激とみなされるポーズを取っている写真があるなど、規約が守られていない事例があったとしている。
施設貸し出しに関する最終的な判断は協会が行っているとして、協会はこう説明する。
「県の意見のみで決定したわけでなく、過去の事実を把握しており、許可条件である公序良俗に反するかどうかを踏まえ、総合的に判断しました」