「どうやったら宿を守れるか、お客様に安心してお越し頂けるか」
騒動から約半年後の6月4日、女将は発端となったツイートを引用し、「一生経験することはないだろうと思っていた炎上にまさかの遭遇で大変戸惑いもしましたが、この出来事が抱える問題背景から逃げずに向き合うと誓いました。そんな自分を、せめて今は褒めてあげたい...」と振り返った。
6日には、ユーザーから寄せられた「チェックインの時に誓約書のようなものを提示・提出させてはどうか」というツイートに反応。アドバイスを受け、迷惑行為への新たな対策を取り入れたことを明かした。5月から実施しているという。
「良いコメントを頂きました。当館は、この度の一件を機に宿泊約款の改定をした上で、チェックイン時に約款・利用規則への同意を求めるサインを頂くようにしました。有難いことにお客様もご理解下さっています」
続く投稿では、喫煙などの迷惑行為で部屋の使用が出来なくなった場合、その分の実費を請求する約款に改定した、などと報告している。その後のツイートでは、温泉を守る自身の立場について
「どうやったら宿を守れるか、お客様に安心してお越し頂けるか。もう何年も前から、正解もゴールもない自問自答が延々続いています。一人ではないのが救い。良い方向に進んでいる。それだけは信じたい」
との胸中も綴っていた。