櫻井翔、「ジャニーズ問題」涙の訴えは視聴者に響いたのか 識者に評価を聞く

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「テレビとは、そもそもエモーショナルなメディアです」

   影山氏は、今回の櫻井さんの発言について以下のように分析する。

「多くの視聴者は櫻井さんの説明に納得したのではないでしょうか。テレビとは、そもそもエモーショナルなメディアです。放送中の櫻井さんは苦しそうに、かつ、涙を浮かべながら発言していましたが、声を振り絞りながら言葉を1つ1つ紡いでいった姿に心を打たれた視聴者は多かったのではないでしょうか。

あくまで体感ではありますが、櫻井さんのファンもしくは嵐のファンの100%、ジャニーズファンの80%、視聴者の55%は納得したのではないでしょうか。ただ、もちろん、視聴者の残り45%と言えば良いでしょうか、今回の櫻井さんの説明では納得しなかった方も相当数いるでしょうから、櫻井さんとジャニーズ事務所は引き続き、これらの人々の声にも耳を傾けていただければと思います」

   加え、影山氏は櫻井さんについて、注文があるとすれば以下の2点を挙げた。

「櫻井さんの発言では『臆測で傷つく人たちがいるということです』という箇所や、『すでにこの世界とは全く違う所で新しい人生を歩んでいる人たちがたくさんいます』といった、騒動の拡大を心配していることに言及する箇所がありましたが、これらに言及するより前に、『しっかりとプライバシーを保護した上で、どのようなことが起こっていたのかを調査してほしい』という、問題解決を主張する箇所を先に訴えていればなお良かったです。

また、櫻井さんは今回初めてジャニーズ問題に言及したわけですが、やはり、最初のチャンスだった5月15日の放送で発言していれば、より、キャスターとしての役割を果たせたのではないでしょうか」

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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