「失明状態になってしまった方もいます」
J-CASTニュースは30日、投稿したヨシユキさんに詳しい話を聞いた。
なぜこのタイミングで傘が地面と水平になるような持ち方に注意喚起をしたのか尋ねると、「街中ではいまだにこの持ち方をする人を散見します」とし、
「周囲に健康被害を与えうる危険な持ち方です。梅雨入りもしたことで傘を持つ機会が増えるので、このタイミングで注意喚起をしようと思いました」
と答えた。
傘の先が目に入るなどした場合、どのようなリスクが考えられるのだろうか。ヨシユキさんに聞くと、
「目に少し触れるだけで角膜や結膜などに障害を与える他、強い衝撃だった場合は目の内部構造である水晶体や網膜などの障害を起こすこともあります」
とし、「中には眼球破裂を起こし失明状態になってしまった方もいます」と説明した。
自身は傘で目を刺された患者を診察したことはないというが、「街を歩いている際に実際に自分の顔に当たりそうになったこともありますし、子供が当たりそうになっていたのを目撃したことはあります」とコメント。
眼科医ヨシユキさんの思う傘の正しい持ち方を尋ねると
「傘のハンドル部分を持ち、傘の先は地面になるべく垂直に向けて持つように心がけましょう」
とし
「このように持っていたとしても、いざ歩き始めるとブンブン振ってしまう人もいるので注意してください」
と伝えた。