マネジャーやスタッフは「性被害が発生するだろうということは予想できたと思います」
性加害問題をめぐってジャニーズ事務所は5月14日夜、藤島ジュリー景子社長による謝罪動画と書面を公式サイトに発表。一連の事案について「知らなかったでは決してすまされない話だと思っておりますが、知りませんでした」とも主張していた。
山井議員はヒアリングで、立憲民主党が26日に藤島社長にヒアリングへの出席を求めたものの断られたことを明かした上で「ジュリー社長に言いたいことはありますか」と二本樹さんに問うと、二本樹さんは
「性加害があった事実を知らなかったではなく、知っていたことを正直に話してほしいと思っています。こうしたヒアリングの場に足を運んでいただきたいなと思っております」
と伝えた。
山井議員の「当時マネジャーやスタッフの方から『今晩合宿所に泊まってね』とか、あるいは『ホテルに来てね』と伝えられたケースがあったと聞きました。ということはスタッフやマネジャーの方もそこに泊まらせたら何が起こるかというのを知っておられたんじゃないかと思うのですが、いかがでしょうか」という質問には
「気づいていた可能性は高いと思います」
とし、
「合宿所までの送り迎えをやるということも当時のマネジャーとかはやっていましたし、先ほども触れましたけれども、日常的に少年愛的行動がジャニー氏には多かったので、そういった場所に子ども達を連れて行ったら間違いなくそうした性被害が発生するだろうということは予想できたと思います」
と指摘した。
会合後のぶら下がり取材でも、記者から「当時スタッフやマネジャーが加害について気づいていたのではないか、知っていたのではないかと思われるとのことですが、根拠など目にした、聞いた発言など思い出すものが他にあったら教えてください」と問われると、二本樹さんは
「例えばレッスン現場ですとか、移動中の新幹線の中とかでジャニー氏が体に密着させるような形で、子どもを傍に置いていたりとか。より若い年齢の子だと膝の上に置いていたりとか、日常的に肩を揉んだりだとか、太ももを触ったりだとかそういうボディタッチもありました。それは傍から見ても分かるレベルの少年愛的行動であったと思います」
と答えた。