「負けが込むと心が折れてしまう危険性が」 ヤクルト悪夢の12連敗...「CS進出も厳しい」嘆きの声

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   ヤクルトが長いトンネルから抜け出せない。2023年5月31日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で2-5と敗れて4年ぶりの12連敗。借金は今季ワーストの13にふくらみ、中日と入れ替わって最下位に転落した。

  • ヤクルトの本拠地、明治神宮野球場
    ヤクルトの本拠地、明治神宮野球場
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「交流戦はチームを立て直す転機だったのですが...」

   先発の市川悠太がリズムを作れなかった。初回に3つの四死球から先制点を失うと、2回は松本剛に適時二塁打を浴びた。3回以降も加藤豪将に2打席連続ソロを浴びるなど5回4失点KO。打線もつながらない。不動の遊撃だった長岡秀樹が打率.192と打撃の状態が上がらず、今季初のスタメン落ち。「9番・遊撃」で武岡龍世を抜擢した。体調不良から復帰した青木宣親がマルチ安打と奮起したが、山田哲人、村上宗隆、サンタナのクリーンアップは無安打と沈黙して2得点止まり。試合の主導権を最後まで握れなかった。

   スポーツ紙記者は、「市川は1軍レベルの投手でないが、起用せざるを得ないほど先発ローテーションの状況が厳しい。リーグ3連覇を目指しているチームなので、負けが込むと先を見て心が折れてしまう危険性がある。実際に今の戦いぶりでは優勝どころかCS進出も厳しい。交流戦はチームを立て直す転機だったのですが...」と嘆く。

   昨年の交流戦ではパ・リーグ全球団にカード勝ち越しを決める圧倒的な強さを見せ、14勝4敗で優勝。村上が打率.351、6本塁打、13打点の活躍で球団初のMVPに選ばれた。選手層が厚いチームではないため、レギュラー陣が活躍しなければチームが沈んでいく。借金を完済しなければ、奇跡を起こせない。一戦必勝で勝ち続けるしかない。(中町顕吾)

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